3月14日に行われた、無料塾の卒業セレモニー。
〜無料塾を“卒業”する4年生サポーターに感謝を伝えようと企画されたサプライズ合唱の“舞台裏”を、指揮者を務めた1年生サポーターが語る〜
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最初にサプライズ合唱の企画について聞いた時、とても良い話だと思いました。
私はもともと歌うのが好きですし、小・中・高と、授業や行事で合唱の一体感やメッセージ性を体験してきていましたから、無料塾で合唱をしたらどんなに素敵だろう、と。
まさか、大学に入ってからも合唱をすることになるとは、私も思っていませんでしたが(笑)。
私は、小さい頃に少しピアノを習っていたくらいで、指揮者の経験はありません。
「誰か指揮者をしてくれませんか」という話があった時に、声量のバランス的に男性がした方がいいだろうし、自分もやってみたいと思ったので、“立候補”のつもりで手を挙げました。
そうしたら、「じゃあお願いします」という感じで、あっさり決まってしまいました。
「え、私でいいんですか? …がんばります」という感じでした。
曲はRADWIMPSの「正解」でした。
当初は自分のパート(テノール)だけ練習していたところを、指揮者をするなら、他のパートも音源を聴いておかないと、という感じで、慌てて準備しました。
(私は)緊張して迎えた初回の練習は、2時間ほどでした。
無料塾のサポーターは、音楽の得意な人が多いようで、初回の練習からかなり合唱が形になっていました。
その後サポーター会議と無料塾がありましたが、ふと口ずさみそうになってしまって、「おっと、いけない…」となっている人が複数いたようです(笑)。
そんなサプライズ合唱プロジェクトですが、いくつかの“危機”が
1つ目は、4年生サポーターの一人から「卒業セレモニーで合唱をしたい」という提案があった時でした。
一時は同時並行で両方進めるということにしましたが、結局サプライズ合唱だけをすることになりました。
2つ目は、スキー合宿のフリートークの時。参加者の一人が私のことに言及した中で、ポロッと「指揮者」という言葉を発してしまい…!
4年生サポーターも同席していたので、「まずい」と思いましたが、後日確認したところ、バレていなかったようです。セーフ!
3つ目は、新型コロナウイルス対策で、卒業セレモニーの規模縮小を決めた時。もしかすると、このプロジェクトも中止になってしまうかも、と思いましたが、サプライズ計画は続けることになりました。
いろいろありましたが、ついに迎えた卒業セレモニー当日。
我々合唱組は早めに集まって練習をしました。
細かい部分にもこだわり最後の仕上げをして、あとは何事もなかったかのように4年生サポーターの2人を迎えるのみ。
そして、卒業セレモニー本番のクライマックス。
部長がサポーター代表の言葉を述べた後、私が、プログラムにはない「1年生サポーター代表の言葉」をゆっくりと述べ、その間にサポーターがぞろぞろと前に並びます。
(よし、いいぞ、作戦通りだ)
私が、これから合唱をすることと、曲名を告げ、いよいよスタート。
かなり緊張しましたが、心を込めて指揮をしました。
サプライズは無事終了しました。
4年生サポーターにも、そして参加していただいた中学3年生の保護者の方にも喜んでいただけたようで、安心しました。
改めて、無料塾サポーターの一人として参加させていただける幸せを嚙み締める一日となりました。
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