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<特別コラム> 十日町市から社会科を考える!


2月21日の無料塾の後、サポーター・事務局の総勢14名で、新潟県の越後湯沢へスキー合宿に行ってきました⛷



新潟県と聞くと、みなさんは何を思い浮かべますか?



お米や雪のイメージが強いでしょうか? お米ときれいな雪解け水からつくられる日本酒もとても人気があります。長岡市の花火大会も有名かもしれませんね。



さて、「スキー合宿」と銘打ったイベントにもかかわらず、スキーをせずに過ごしていた人もいました。スキーのお誘いを受けながらも頑として聞き入れなかったぼくが、祖父と祖母が暮らしていた十日町市に行き、何枚か写真を撮ってきました。今回のブログでは、その写真をもとに、社会科に関するクイズを出したいと思います。Let’s go!



十日町市の町並みを一望するため、午後4時ごろ諏訪神社という場所を訪れました。山の上にあるというわけではありませんが、都会と違って高い建物がほぼないため、広く遠くまで見渡すことができます。諏訪神社から撮った写真がこちらです。







それではクイズです。

 さて、この写真はどの方角を向いて撮られたものでしょうか?(地図の赤丸の地点から撮ったもので、上側が北です)







正解は、西でした。住宅や商店などが多く写っていることから、西側を向いて撮られた写真であることがわかります。また、西に沈む太陽が写り込んでいることもヒントになるかもしれませんね。



この諏訪神社で、「望郷」という題の石碑を発見しました。ここで、再びクイズです。この石碑は、次のキーワードのうちどれと関係が深いものでしょうか? 碑文の内容をヒントにして、考えてみてください!

①上杉謙信

②日露戦争

③太平洋戦争



碑文の内容:

望郷の思いもむなしく亡くなった戦友よ、安らかに。

シベリアの寒さと飢えと労働に耐え、帰国を夢見ていた。

ソ連に抑留された60万人、うち亡くなった6万人を風化させてはならない。

永久の平和を祈り、生還した我々が碑を建てる。








正解は、③太平洋戦争です。太平洋戦争と聞くと「アメリカと日本との戦争」という印象が強いですが、終戦の直前、ソ連軍も日本に侵攻しています(いまも残る北方領土問題は、これがきっかけで起こったものです)。

終戦後、満州などにいた日本軍兵士ら約60万人は、ソ連軍によってシベリアに移動させられ、マイナス30度にもなる厳しい寒さの中で生活することになりました。十分な食事もなく厳しい労働をする日々が続き、約6万人が命を落としました。この中に、十日町に住んでいた方も含まれていたのです。



 周りを見渡してみると、社会科に関することをあらゆるところで見つけることができます。そうしたものを見つけることができたとき、勉強のおもしろさを感じます。ぼくは理科にあまり興味を持てなかったのですが、理科をよく勉強している人には、ぼくにはできない世界の見かたをしているのだと思います。そして、自分とは違った見かたをする人と話すのは、とても楽しいものです。

机に向かうことだけが勉強ではない、とぼくは考えています。外に出かけてみたり、誰かと話したりすることも、新たな学びにつながるのではないでしょうか。



参考資料 

国土地理院(https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html




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